手巻きタバコを始めた頃に興味を持った煙管。
最初は煙管用の刻煙草(小粋・宝船等)で吸っていたのですがこれがまぁきついの辛いのって、普段紙タバコを吸っていた私には苦痛でした。
途中で「煙管でシャグ吸ったらどうなんだろ?」と思いシャグを試してみるとこれが美味い。
刻煙草の方が葉が細かく刻んであるので煙管に入れるのが楽なのでしょうが、私には細かすぎて逆に大変扱いづらくしかも辛い物でした。
煙管+シャグで嗜むようになってからは掃除(メンテナンス)もするようになったのですが、煙管の中を掃除してみるとまぁ汚い。
こんなもの吸ってたらそりゃ体に悪い。
なので煙管でも私はやはりフィルター詰めての使用となります。
紙巻煙草との味の違いも感じられます、やはり紙巻は紙の味が出てしまうのか煙草本来の味では無い気がします。
煙草本来の味を感じられて手巻き煙草の様に巻く面倒も無い、これだけ聞くと良い物だと感じませんか?
しかしやはり良い所ばかりでは無く、掃除がちょっとばかり面倒なんですよね。
煙管の構造
大きく分けて火皿、雁首、羅宇、吸口の4つの部品に分かれます。
私が持っているのは柘製作所の『黒船』
この『黒船』は火皿が少し大きめに 作られているのでシャグでも喫煙が可能です。
通常の煙管では火皿が小さいのでシャグだと煙草葉の刻みが大きすぎて上手く詰められないそうです。
今は火皿がパイプの様なフライヤーが付いたハイブリッド煙管なんてのまで出ているんですね、煙草一本分のシャグが入るそうです。
何故この『黒船』を購入したかと言うと、やはりメンテナンス(掃除)が楽そうだったのと火皿が通常より大きい点で黒船に決定しました。
メンテナンスが何故楽だと感じたのか
これは購入前に調べたことなのですが、羅宇(真ん中の筒の部分)の掃除が竹や木材だと雑に扱っていると壊れると書いてあったのです。
私のような初心者にはちょっとぐらいじゃ壊れない物で全体が金属でできていて分解可能な黒船がベストだと判断。
火皿の大きさは?
火皿の大きさに関しては安易にたくさん詰められたほうが長く吸えるだろうって考えでして、シャグが使えたのは嬉しい副産物。
結果としてはこれが最高だと思えるものになるんです。
こんな感じで詰めすぎずスカスカじゃない程度で詰めています。
ここにマッチで吸い込みながら着火していくんですが、ある程度の慣れが必要かもしれません。
ただ、こんな煩わしいことをするのもまた楽しいと思える人には最高の喫煙具になると思います。
掃除は?
私の場合はモールに煙管用の脂取り液を湿らせて煙管に突っ込みゴシゴシと。
この脂取液はいつもお世話になってるタバコ屋のオヤジのお勧めで本当によく落ちます。
実はこの脂取液ってア◯コスにも使えるんですよね、これを細い綿棒に湿らせて軽く撫でるように掃除するとヒートブレードでしたっけ?あそこの針のようなよく折れるところもビックリするぐらい綺麗になります。
◯イコスもう手元に無いんで写真で説明できませんが…
仕事中などでは楽に吸える紙巻煙草が良いのかもしれませんが、休日にゆっくり庭でも眺めながら煙管で煙草の煙を燻らせるなんて『粋』じゃないですか?
最近じゃ煙草の値上げに伴ってまた人気がじわじわ上がってきているそうです。
小物も趣味性が高い物が多いのでコレクター達には堪らない世界でしょうね。
どうせ煙草ヤメラレナイなら思い切って煙管なんていかがでしょうか?
遠い昔に思いを馳せ、休日に煙草の煙を燻らせる。
なんだか粋な親父に見えてくるかもしれませんよ。
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